e-sportsは確実に流行らない

2017年11月29日

数年前からゲーマーの間で話題になり始めたe-sports。海外では深く浸透していますが、日本でも活性化させる動きは取られているものの、目に見えて成功している様には見えません。当記事では日本でe-sportsが流行らない理由について考察していきます。

e-sportsとは

e-sportsとはエレクトロニック・スポーツの略称で、競技性の高いゲームを総称して呼ばれています。数年前に登場した言葉ですが、近年では頻繁に使われるようになりゲーマーなら誰もが知っている言葉になりました。

その結果e-sportsと言う言葉の価値がなくなりました。どういうことかと言うと、競技性がそれ程高くない対戦ゲーム全般が、ゲームの売り文句として気軽に使い始めたからです。対戦ゲームであればe-sports。と言う認識を持っている方が多いでしょう。

e-sportsを流行らせる動きは数年前から一部で行われており、特にリーグ・オブ・レジェンドの日本リーグ”LJL”は年々観客動員数を伸ばしています。とはいえ海外と比較すると全く成功とは言えない現状です。

e-sportsが流行らない理由

e-sportsを流行らせる事に対する障害は賞金周りの法律などいくつかありますが、ゲーム人口が少ないことが一番の要因です。というよりも人口が少ないのに流行るわけがありません。海外でe-sports産業が成功しているのは、元々ゲーム人口が多い状態で、その流行を利用してゲームを本格的に競技化したからです。

つまりe-sportsを流行させるには、まず対戦ゲームが流行している必要があります。日本では競技性の高い対戦ゲームが爆発的に流行る事が殆どないためe-sportsを流行させることは非常に難しい現状です。

日本で対戦ゲームを流行らせる仕組みは2パターンあります。そのどちらにも共通して言える事は、弱いプレイヤーでも在る程度勝てると言う事です。

対戦ゲームを流行らせる方法

1.ゲームシステムによる仕組み
2.マッチングによる仕組み

ゲームシステムによる仕組みに関してはそのままの意味です。シャドウバースなどのカードゲームが代表例です。運がある程度結果に結びつくゲーム性にする事で弱いプレイヤーでも勝てる仕組みを作り上げています。

次にマッチングによる仕組みについてですが、これはリーグ・オブ・レジェンドなどのチームによる対戦ゲームで用いられる仕組みです。リーグ・オブ・レジェンドはe-sportsを代表するタイトルのため、競技性の高いゲームと言うイメージを持っている方は多いと思います。実際に競技性はずば抜けて高いですが、それは競技シーンにおける話です。競技シーン以外でのSoloQ(ランクマッチ)は普通に強い味方を引いたら簡単に勝てて、弱い味方を多く引いたら負けるゲームです。ゲームシステムは競技性の高いままで、マッチングに運の要素を加えることで弱いプレイヤーにも勝つチャンスを与えているというわけです。こういったチームゲームはお手軽感が少し弱いため国産ゲームでは流行りにくいですが、外国産ゲームの場合はある程度流行ります。

e-sportsの流行を誰も望んでいない

e-sportsの流行を望んでいるプレイヤーは殆どいません。昔から「実力が出るゲームがしたいのであれば囲碁や将棋をすれば良い」という言い回しがあります。その通りと言えばその通りなのですが、対戦ゲームをプレイする多くのプレイヤーは、実力が出るゲームをしたいのではなく、お手軽に優越感に浸る手段としてゲームを選択しているだけです。ゲーム自体が面白い場合と、勝てるから面白い場合どちらも脳が受け取る快楽は同じのため、ゲーム自体が面白くなくても勝てていれば面白いゲームと錯覚します。

つまり実力が出るゲームの流行を望んでいるプレイヤーは少ないのです。将棋や囲碁は流石にお手軽とは程遠いので論外ですが、実力が出るゲームをやりたいのであれば、言い訳の出来ない格闘ゲームをすれば良いし、レバー操作やアクションゲーム自体が苦手なら競技性の高いカードゲームである、マジック・ザ・ギャザリングをすれば良いです。資金面の問題などもありますが”競技”を楽しむよりも”勝つ”事を楽しむプレイヤーの方が多い現状です。

まとめ

・e-sportsという言葉は単なる売り文句
・競技性の高いゲームを望んでいるプレイヤーは少ない
・競技性の高いゲームがやりたいなら外国産